2019年01月

近頃のお気に入り!

冬の乾燥のせいでしょうか、スマートフォンが私の指紋をほとんど認識してくれなくなってきました 泣。

皆さま、こんばんは!ソプラノ 倉本絵里です!
近頃の私は次の演奏に向けて準備をしたり、発声と発語について考えたり、映画を見たり、旅を無事に終えられた報告をしに花園神社に参拝したりして過ごしております。
毎日の楽しみは小笠原・父島のお土産にいただいた【ハカラメ】の成長です♫



さて、寒い毎日、皆さまは何を食べたり飲んだりしていますか?
私は冬・夏問わず白湯を好んでいただくのですが、最近はこれを混ぜて飲んでおります↓
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🍋生しぼり母島産レモン🍋
これは小笠原・母島のお土産で小高さん(演奏会のアンコールでは助演として大活躍いただきました。お世話になりました!)にいただいた100% 島レモン果汁です。
島レモンは【菊池レモン】と同じものですが、小笠原では皮が青いうちに収穫します。今が旬で、湯気とともにフワァっと広がる爽やかな香りが堪りません。
このほかにも100% グレープフルーツジュースもいただいたのですが、濃厚な甘み!人生で一番甘くて美味しいグレープフルーツ果汁でした。感動♡



『体を温めたい』と本能的に思っているのか分かりませんがこの冬は辛いものにハマっています(カプサイシンの過剰摂取・摂取するタイミングには十分注意しております)。特に唐辛子に興味があります。
我が家では長野県のお土産でお馴染みの【八幡屋礒五郎】の七味を愛用しているのですが、雑貨屋さんでこのような心踊るアイテムを見つけて即購入。

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このアイテムは『持ち歩き用』らしいのですが、私は色々な味をちょっとずつ自宅で味わっています。ゆず七味、気に入っています。



明日は東京も夜から雪が降るとか。
寒さが続きますから、栄養をしっかり摂って菌やウィルスに負けない体を作っていきましょう!

ではまた〜😘








信じる!

皆さま、こんばんは!
本日の東京、昨日に引き続き風が強く空気もカラッカラに乾いています。
風邪やインフルエンザのウィルスが喜ぶ環境が整っていますから、うがい・手洗い・加湿、栄養を摂ってそれらと闘う体を作りたいものです。

さて、小笠原旅行記(スーパーざっくり)はお楽しみいただけましたでしょうか?
本日はDAY 4で少し触れた、この旅で一番心が動いた時のお話をしてみようと思います。
大切にしたいことなので自分のための備忘録も兼ねて。





母島保育園でカルテットメンバーの皆さまが3〜5歳までの子どもたちのために演奏していた時のこと。子どもたちは皆とても元気にメンバーの出すクイズに大きな声で答えます。

喋りだしたら止まらない。
隣のあの子よりもっと大きな声で。
ぼく・わたしの答えも聞いてーーーーー!
と、一所懸命。
(子どもの発声って本当に素晴らしい。こんな風に声が出せたら無敵だろうな、といつも思います。大人と何が違うのかなぁ。今度ロンドンの師匠に聞いてみようと思います。)

カルテットメンバーは上手に子どもたちを誘導しながら演奏へ入っていきます。
曲はメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 op.12。

一流の音楽家の本気の音が空気をビリビリと震わせると、今までお喋りが止まらなかったり隣の子とじゃれ合ったりしていた子どもたちが一瞬でその音に集中しました。
もちろん先生から『音が鳴ったら静かに聞きましょう』と教えられているのでしょう。
ですが、アニメソングでもない耳に馴染みのない音楽、あんなに大きな音を聴くことに耐えられるでしょうか?
怖い耳が痛いうるさい等々の気持ちを持ってもおかしくないし、自然なことです。

でもそうはならず、音と楽器を奏でる姿・弓の動きをジーっと見つめています。




あぁ、これが本物の音のパワーなんだ。
私が歌を通して伝えたいこと。
伝え続けなければならないこと。
それがいま、こんなにもはっきりと目の前に示されているんだ。
そう思うと嬉しくて、安堵して、涙が止まらなくて鼻をすするのを必死に堪えました。




歌うことを仕事にしてから楽しいことばかりなわけではありません。喜びがあることを知っていてもなお、苦しさや悔しさに押しつぶされて自分が歌う理由がわからなくなる日もあります。

でも今回のことで、
もっと音楽のパワーを信じよう、
歌い続ける自分と自分の歌を信じよう、
と思えたし、そうしなくてはならないんだと強く思いました。




素敵な気づきと最高の瞬間をくれたカルテットメンバーの音、そして素直で可愛い子どもたちに感謝。

涙のあとは子どもたちも大好きなアニメソングを一緒に口ずさんで楽しいひと時を過ごしましたとさ(^-^)













小笠原の思い出!〜 DAY 5 & 6

皆さま、こんばんは!ソプラノ 倉本絵里です!
お待たせしました、いよいよ小笠原旅行記も最後です。書きながら、寂しい気持ちになっています。島での時間は幸せでいっぱいだったんですもの!
それでは宝物のように美しい島と人の思い出をどうぞお楽しみください〜😘


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☆小笠原 5日目は母島→父島、そしておがさわら丸に乗って一路東京(内地)へ。
午前中は母島をザザッと見せてもらいました。ここは東港。

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☆1枚目の写真はこの堤防の上からの景色。素敵に撮ってくださったヴィオラの華央倫さん。
でも実際は『恐るおそる梯子をおりる倉本と見守る男性陣』です 苦笑。

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☆北村小学校跡のガジュマル。自然って本当にすごい。

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車でやってきました、都道最南端!竹芝から1,050キロメートル離れたところにあるんですね〜。看板は【ヤドカリ注意】。父島では【ヤギ注意】もありました。

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☆眺めているだけで元気になれる、溌剌としたハイビスカス

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☆母島・沖港にあるクジラのモニュメント。
クジラが潮を吹くところを4頭同時に見ることができました。感動。

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☆いよいよ母島とお別れです。港の地面に島の方がお水で絵を。皆さん、船が離れても手を振って見送って下さいました。

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☆離れ行く母島。またね!

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☆父島に戻って30分ほど自由時間に。大好きな前浜で大好きなアイスを食べました。
演奏旅行中は食べるものを色々と制限する人間なのでアイスもようやくの解禁でした。

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☆もうすぐ小笠原ともお別れ。今回の滞在で大変お世話になった小笠村役場教育課の奥原さん(左)と櫻田さん(右)。何から何まで、心づくしのサポートを頂戴しました。本当にありがとうございました!!

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☆父島を離れると地元の方の船が出ておがさわら丸と並走。最後には船から何人かが海に飛び込んでくれました。
見送りに来てくださった方々の『いってらっしゃい!』と叫ぶ声も大きく振ってくださった手も、本当にほんとうに嬉しかった…。

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☆昼食を食べていなかったこともあり、櫻田さんおすすめの名物 島寿司をおが丸で食す。漬けにしたお魚とワサビではなくカラシで握ってあります。ペロリと平らげて船のデッキへ出ると…

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☆沈みゆく真っ赤に燃える太陽。無事に務めを果たせた安堵感と優しさの島を後に北へ向かう寂しさがグッと胸に迫ってきました。


24時間かけて無事に竹芝へ戻ってきました。帰路は天気が荒れていたのか波が高く、左右上下に船がかなり揺れて、少しドキドキしました。
安全に帰ってこられたのは初詣で主人が持たせてくれたお守りのお陰もあったのかも。
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海の神様・音楽の神様そしてたくさんの心優しい人たちに見守られて今回の演奏旅行を終えることができました。有難い以外の言葉が浮かびません。
また行きたい、小笠原!行ってみたい、まだ訪ねたことのない土地!
お仕事絶賛募集中です。船にも車にも強いほうだと思います。いつでもご依頼下さいませ(*^^*)

































小笠原の思い出!〜 DAY 4

近ごろ天気予報を見ると、東京→北海道、そして小笠原と視線が動いていきます。『波が高い』や『風が強い』などは今までの人生の中であまり気にしたことがなかったので、今回の小笠原演奏旅行が私の何かを変えている(現在進行形)のだと感じています。

さぁさぁ、ようやく小笠原旅行記4日目。父島からさらに約50km南、母島がメインです。ではどうぞ〜😘

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☆4日目。母島へ向かう船は7:30出発なのでこの日は早起き。大大大好きになった前浜の日の出。旅も折り返し地点を過ぎていることを改めて感じ、少し寂しくなりました。

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☆通常、父島→母島は【ははじま丸】に乗るのですが、今回は船がドックへ入ってしまった(メンテナンス期間)ため【ゆり丸】で。写真左には【おがさわら丸】が写っています。

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☆小笠原諸島は2011年に世界自然遺産に登録されました。登録される以前からも固有種が多く生息する美しい島を守るため、外来種を持ち込まないよう努力しています。

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☆いざ、母島!

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☆ゆり丸に揺られること2時間20分、母島に到着!島の掲示板には今夜の公演の案内が。
都響カルテットの皆さまは到着の1時間後には保育園でのコンサートがありました。私も見学させていただき、とても考えさせられることがありました。私にとって宝物のような大切な一瞬となった出来事なので、また別の記事にしたいと思います。

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☆母島での宿【ナンプー】さんでいただいたトートバッグ。特別天然記念物 ハハジマメグロが可愛い。

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☆南の島の花々。ブーゲンビリア、プルメリア、ハイビスカス。プルメリアってこんな風に咲くんだなぁ、と感心。




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☆母島公演は山田耕筰〈からたちの花〉のイメージで白のドレスをチョイス。父島とはヘアメイクも変えてみました。

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☆コンサート終演後の一枚。島の子供達がティーという植物で編んだレイをかけてくれました。体育館の水銀灯の下で撮影したので写真が独特の色彩に。



4日目で全ての演奏会が無事に終了いたしました。ご来場賜りましたお客様はもちろんのこと、スタッフとしてご尽力くださいました島の皆さま、素晴らしい音で私を導き、支えてくださった東京都交響楽団のカルテットメンバー、ステージマネージャーとして常にお気遣いいただきました都響スタッフの浜田様・宮脇様に再度感謝申し上げたいと思います。








…プログラムには載っていませんがアンコールとしてJ.シュトラウス2世作曲 オペレッタ《こうもり》より〈侯爵さま、あなたのようなお方は Mein Herr Marquis 〉を歌わせていただきました。
コンサート最後の曲、かつ【オペレッタ = 喜歌劇】ですからお客様にたくさん笑って帰っていただきたい。
そのために島民のおひとかたにスペシャルゲストとしてご登場いただき、私はその方のお家の女中、という設定で演技をしながら歌いました。

打ち合わせなしのぶっつけ本番。
何が起こっても待ったなし。
オペラ歌手としてはワクワクする瞬間です。

簡単な前芝居中に一言二言セリフも喋っていただいてアリアの最中も自由に動いていただきました。

原語(ドイツ語)での歌唱でしたが、お陰様でお客様は声を出して笑ってくださいましたし、終演後には『言葉はわからないけど、何を意味しているのかとっても良く伝わってきました』との一番嬉しいお言葉まで頂戴しました。

なかなかハードなステージとなりましたが、私がどんな風に歌ってもカルテットメンバーはついてきてくれる、という絶対的な信頼があったから成し得たことだったと思います。
いや〜、いま思い返しても頭も身体もフル回転の本番、楽しかったです!
















小笠原の思い出!〜DAY 3

夕飯にミニトマトを食べながら『あぁ、小笠原の島トマトが食べたいなぁ…』と感じたソプラノ 倉本絵里です!

さぁ、今日は父島公演を行った3日目のご紹介。本当は4日目目も一緒に、と考えていたのですが盛りだくさんになり過ぎてしまうのでそちらはまた次回に (^_^;)  ではどうぞ〜😘


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☆朝は波の音で目が覚めました。朝食後は前浜へ出て得意の『ボーッとする』を発動。息をするだけで幸せを感じられる場所。

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☆3日目は都響カルテットメンバーは昼から、私は夜からの演奏でしたので午前中は引き続き島を案内していただきました。
こちらは小笠原海洋センターの海ガメさん。小笠原では貴重なタンパク源として海ガメを食す文化があり、今でもお祝いの席などで供されるようです。

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☆長崎展望台、かな?うーん、写真だと海の青の美しさがイマイチ伝わらない。
多様なブルーがあって日の当たり方でも表情がガラッと変わります。兄島がすぐそこに見えています。

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☆コペペ海岸を楽しむ私をヴィオラ奏者の華央倫さんに撮られていました。笑





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☆午後からはコンサートの準備を。父島は小笠原の海をイメージして水色のドレス。

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☆豪華なセットリスト。
カルテットの皆さまのメンデルスゾーンはもちろん、その他の曲も素晴らしい音、音、音の洪水で、聞いているだけで幸せ、背中に音を受けて歌えて大興奮でした。

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☆父島公演 終演後にカルテットの皆様と。
左からヴィオラ 南山華央倫さん、ヴァイオリン 海和伸子さん、安達優希さん、私、チェロ 小林幸太郎さん。
ちょうど背の順に並んでいますが偶然です。

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☆皆さまとってもチャーミングで気持ちのいい方ばかり。コンサートはもちろん、旅の間も楽しく過ごさせていただきました!感謝!!






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☆コンサート後は公演にご尽力賜りました小笠原村 教育委員会の皆様と懇親会。
甘くて瑞々しい島トマト。こちらはミニトマトよりさらに大きいミディトマト。美味しかったなぁ〜(o^^o)

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☆伊勢海老です!小笠原で獲れても伊勢海老。
頭から尻尾までピアノ鍵盤2オクターブ相当の大きさにメンバー全員びっくり仰天!
こちらは都響のステージマネージャー 浜田さんが小笠原公演に携わって10年、そして今回が最後ということで、島の方々からのお祝いでした。島を愛し人を愛し、音楽を愛し続ける浜田さんへの最高のプレゼント♫

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☆伊勢海老さんはこんなに立派でした!







さぁ、次はいよいよ(ようやく⁈)4日目、母島へ!どうぞお楽しみに♡