2020年03月

6,000☆感謝!

皆さま、こんにちは!ソプラノ 倉本絵里です!

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このブログは4月で3年7ヶ月目に入ります。安定の超・不定期更新を続けておりますが、皆さまのお陰を持ちまして6,000を超えるご訪問をいただきました。有難うございます(*´꒳`*)

これからもゆるゆるとマイペースに続けていこうと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます♡
ではまた😘







元気の源!

皆さま、こんにちは!ソプラノ 倉本絵里です!
今日の東京はお天気が良くて気持ちが晴々とするので、最近の私の元気の源を皆さまとシェアしたいと思います。


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☆2019年1月に東京都交響楽団のコンサートで歌わせていただいた小笠原・母島から届いた小高さんの【島レモン果汁】。
今年は私ではない方が島へ行き演奏なさったのですが、小高さんがわざわざ『去年来た歌のお姉さんに』と楽団員の方に預けてくださって、母島から約1,050km離れた我が家へ届きました。
毎朝毎晩、お水やお白湯と一緒にいただいています。小笠原の人たちや海や山を思い出すだけで元気が出て心が豊かになるので、私の免疫力アップに繋がっています!

☆いつかまた訪れたい小笠原諸島↓
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☆オペラ公演の時に夫婦でお世話になっている方から頂戴した可憐な花束。気持ちがパッと華やかになります(*´꒳`*) 蕾もだいぶ膨らんできて開くのが楽しみです!



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☆通りすがりに見かけた、かと思いきや桃の花なんですって!枝垂れ桃や花桃と呼ばれているよう。
ひとつの木に2色・3色のお花が咲いているものや、花弁の中でも2色に分かれているものがあって見事でした!!




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☆こちらも花桃と一緒に見かけたお花。乙女椿かしら?
誰かがナイフで切り出したみたいな完璧な美しさ。
こういうドレスがあったら即購入してしまうと思います 笑。






そして他にも元気の源が。
それは新型ウィルスが猛威を振るい出してから今日までに、たくさんの方から頂戴したメッセージです。


大学院でともに岩田先生演出作品の苦楽を共にした同期たちは『観にいけなくてごめん!でも心から応援しているよ!』と。

留学時にお世話になったホストファミリーは、ロンドンも大変な状況にあるにもかかわらず、『絵里と貴女の愛する家族のことを思って祈っているよ』と。

公演チケットを買ってくださっていたお客様に『どうぞご無理はなさらずに』とお伝えした時のお返事。
『公演を楽しみにしています。貴女は自分の満足できる演奏をしてください。しっかり観ていますから。』と。

稽古中に仲間が『今日はいい歌を聞かせてもらったよ』『カヨさんの歌の先に勇さんが見えました!』と。



他にも書き切れない、たくさんの激励をいただきました。
そのたびに、距離も時間も、年齢も国籍も超えて家族以外の誰かが私のことを思っていてくれる、その奇跡に私の胸は熱くなり静かに泣きました。
私自身は歌い手としても人間としても未熟で足りないところばかりですが、私の周りの皆さんが【私が何者であるのか】を教えてくれます。なんと有難いことか!!

私が皆さんにできることはただひとつ。
誠心誠意、心を尽くして歌を歌うこと。感謝を言葉に、文字にして丁寧に伝えること。
本当にそれしか、それだけしか私にできることはないけれど続けようと思います。
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では、また😘














【写真アルバム】The Power of TEKAGAMI

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☆立ち稽古@春雨ホール

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☆オーケストラ合わせ

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☆本番直前の六行会ホール
客席やお客様の手が触れる可能性のある場所は受付スタッフさんによって消毒済。
ステージ上もキャストのために舞台スタッフさんたちが入念にチェックしてくれています。
多くの方の力で出来上がるステージはいつも私を奮い立たせてくれます。

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☆公演プログラムよりメッセージ
上:公演監督 松山郁雄さん
下:指揮 樋本英一先生・演出 岩田達宗さん

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☆公演プログラムより
チラシには載り切らなかった大切で親愛なるカンパニーの仲間たち

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☆作曲の池辺晋一郎先生と

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☆終演後に演出の岩田達宗先生と。
髪をほどいてしまったことだけが後悔。泣

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☆嬉しすぎてブサイク。笑

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☆公演監督の松山郁雄さんを囲んで。
夜公演の 杉本監督:小野寺光さん&レイチェル・ターナー:田辺いづみさんと一緒に。

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☆公演終演後にステージで池辺晋一郎先生を囲んで
上:20日 夜公演組
下:20日/21日 昼公演組
みんな良い顔しています!

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☆武田カヨダブルキャストの鳥海仁子さん。
素晴らしくあたたかいお声の持ち主。

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☆武田亮子:藤井冴さんと。
カヨの孫にあたる亮子とは作品上で出会うことはありませんが、カヨの心をしっかりと引き継いでいる素敵な女性です。

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☆左から、ジョン・ターナー:吉田連さん、レイチェル・ターナー:田辺いづみさん、リチャード・マクベイン:上本訓久さん。
アメリカの親子三代。

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☆コーラス:浅川荘子さんと。
文化庁学校巡回事業で亮子役をやらせていただいている時からご一緒している、大きなハートを持つ歌い手さんです。みんなのお母さん的存在!

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☆左から、コーラス:大野浩司さん・大島嘉仁さん・望月光貴さん。
皆さん、ソリストとして活躍していらっしゃる歌い手さんで歌唱・演技ともに勉強させていただきました。

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☆2枚目左からコーラス:飯塚奈穂さん・浅川荘子さん・田中由佳さん・片岡美里さん・遠藤美紗子さん。
カヨさんを(良い意味で)沢山虐めてくれました。笑





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☆ソプラノ 倉本絵里 as 武田カヨ☆
第二次世界大戦終戦直前の新潟に生きていた女性です。
彼女の夫・武田勇は戦場には行かず【飢餓作戦 Operation Starvation】でアメリカ軍によってばら撒かれ新潟港を埋め尽くしている『機雷』を、木の船に乗り手作業で取り除くという危険な仕事をしています。(勇さんは傷痍軍人、または先天的な身体障害があるが故に戦場へは行けないと考えられます)

機雷は爆発してはじめてその恐ろしさ・悲惨さが分かるもの。
触雷の瞬間をまだ見たことのない市民たち。戦場で夫、父親、兄弟、息子などを亡くした女たちは勇やカヨさん、そしてその息子の勇一を激しく罵り蔑みます。
しかしそれは彼女らの不安や悲しみ、痛みから溢れ出るものだということをカヨは誰よりも理解しています。ですから彼女は自分がどんなに傷つこうとジッと耐えています。
しかしまだ5歳の勇一にはそれが理解できません。
友達の父親たちは戦場で御国のために立派に死んでいっているのに、自分の父といえばボロボロの船に乗り薄汚い格好で汗まみれで機雷掃海の作業をしている。
そのせいで友達にも虐められて一人ぼっちの勇一は、そんな父も、父は立派な人だと自分に語る母も大嫌いだと感じています。

ここからオペラは始まります。
こんな時代であるが故に、人々が憎しみや怒りに身を焦がし、傷付け合い、痛みを抱えている。
カヨという女性は自分の痛みより、他者の全ての痛みに共鳴してしまうのです。

勇の親友で運送会社の監督である杉本の痛みも、捕虜として労働をさせられている元アメリカ軍少佐・軍医のリチャード・マクベインの痛みも、全て自分のことのように傷つき心を震わせます。

そんな彼女が手鏡とともにリチャードに伝えたこと、未来を託した勇一に伝えたかったこと。

【明日を信じることをどうか諦めないで】
【自分がどんなに愛されているのかを知るならば、愛すること・勇気を持って許し合い認め合うことの尊さが分かるはず】
【たとえ私が生きられなくとも、この思いを願いを祈りを、次の世代に伝えてください。命の希望をどうか繋げてください】

戦争の真っ只中にありながら、危険を承知で国を超え人種を超えて人を愛して愛して、心を与え尽くした、そうすることしかできなかった女性、武田カヨ。彼女の勇気が、強い思いが、現在を生きる私に語りかけることが沢山ありました。
いつかまたカヨさんに出会える日まで、カヨさんに恥ずかしくないように一日一日を大切に、愛すること・未来を信じることの歩みを止めずに、過ごしたいと思います。

ありがとう、カヨさん。
貴女は私の中にいつまでも生き続けます。
また会う日まで、さようなら。

















【御礼】オペラ《てかがみ》終演!

兼ねてよりご案内差し上げておりましたオペラ《てかがみ》は二日間三公演全てが無事に終演いたしました。
ご来場賜りましたお客様には感染症対策としての様々なご協力をいただきました。キャスト・スタッフ一同深謝申し上げます。

キャスト、コーラス、オーケストラ。
舞台スタッフ、制作スタッフ、音楽スタッフ。
指揮の樋本英一先生。
演出の岩田達宗先生。
会場のお客様や
応援の気持ちを寄せていただいた方々。
多くの方と一緒に《てかがみ》の持つメッセージを世に伝えるために過ごした時間は、私の人生の宝物になりました。
本当にありがとうございました!

カヨさんと別れること、このカンパニーから離れることがとても辛くて寂しいのですが、歩みを止めはしません。
これからも音楽を通じて【命の記憶を繋ぐこと・ひとを信じ愛すること】の尊さを一生懸命に伝えていきたいです。


《てかがみ》の稽古開始から今日までに東京の季節は冬から春へと移りました。
厳しい時世ではありますが、遠く遠くはるか昔の祖先たちからそうであるように、花開く美しい春に心を開いて生きている喜びを感じたいと思います。
ではまた😘
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☆演出の岩田先生(イワタセンセイ、とお呼びしたら『センセイはやめろーーー!』と笑い散らされましたが、やっぱり私は畏敬の念が強すぎて『センセイ』と呼んでしまいます)から頂戴しました。
『ようやく一本目を貴女に渡せました。これからですよ!』
やめて、本番前に泣いちゃうーーーー!笑

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☆いつまでも枯れないでいて欲しい…

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☆20日夜公演終演後のステージで。
☆作曲者の池辺晋一郎先生とともに。


















いよいよ!

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オペラ《てかがみ》
2020年3月20日(金・祝) 14時 / 18時30分
2020年3月21日(土)14時
六行会ホール

池辺晋一郎 作曲
平石耕一     台本

指揮 樋本英一
演出 岩田達宗

料金 6,600円(税込)

武田カヨ 倉本絵里





☆オペラ《てかがみ》本番はいよいよ明日☆

キャスト陣は昨日から小屋入り、舞台を使っての稽古最終段階に入りました。
セットが組まれ、照明をはじめ様々な舞台のための技術が集まったステージは、どの現場でも、素晴らしく美しいと感じます。
スタッフさんたちの作り出す空気もまた、背中をシャンとさせてくれるものです。
大きなチームのほんのひとピースである自分に課せられた責任とそこに居られる喜びをヒシヒシと感じる瞬間。
今日はこれからG.P.(ゲーペー、本番を想定した最終通し稽古)にいってまいります。







この二ヶ月間を振り返ってみると、悲しいこと苦しいこともありました。
悩んで悩んで暗くなる日も沢山ありました。

でも。

いつだってカンパニーの仲間の演唱が、
スコアに書かれた音楽が、
演出の岩田達宗さんの言葉が、
私を掬い上げ、奮い立たせてくれました。

師匠や友人たちがエールを送ってくれました。

音楽スタッフ、またオーケストラの一員として参加している主人は誰よりも厳しく、誰よりも優しく見守ってくれました。

【あなたを信じているよ】
沢山の方が、言葉はなくとも伝えてくれるこのお気持ちが有り難くて、
心をもらえることが幸せで、
あたたかくて、
涙が溢れてきます。
カヨ役をやっているからというのもあるけれど、人の心を感じるセンサーが敏感になっているので、痛んで泣いて嬉しくて泣いて、毎日グッタリです(苦笑)。

感謝の思いをひとつずつの言葉・音・呼吸に込めて、武田カヨを生きます。
感染症対策を個人レベルからしっかりと行い、事故や怪我のないよう注意して、全力で走り遂げます!!



このような時勢ですが、多くのお客様にご覧いただきたい作品です。
今も戦時中も、その前からも、ずっとずっと変わらない様々なかたちの痛みと勇気と愛することを感じていただけると信じています。

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オペラの舞台 新潟県の県花【雪割草】
花言葉は『あなたを信じます』『和解』『悲痛』『少年時代の希望』。

カヨさんはひっそりと静かに、はにかみながら、しかし凛と。凍える冬を超えみんなに春を告げる、明るい陽の光を知らせる雪割草に似ているような気がします。