2020年04月

恐ろしくも美しい!

こんばんは!
大雨・強風・突風などをもたらしている低気圧は東京を抜けていきましたが強い勢力を維持したまま北上中です。皆さま、どうぞお気をつけて!!



さてそんなお天気なこともあり、私はYouTubeでこちらの動画を観て楽しんでおります!
The Phantom of The OPERA
〜オペラ座の怪人〜
4月20日 公開期間が終了したのでYouTubeへのリンクを削除いたしました

コロナ禍でともに闘うすべての人のために、作品の作曲者であるA. L. ウェバー氏が、2011年に作品上演25周年を記念してロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた公演を期間限定公開しています。また、動画の概要欄には募金のためのURLがあります。

イギリス・ロンドン時間の4月17日19時から、イギリス国内は24時間、それ以外の国では48時間の限定です。
日本では4月20日月曜日 午前3時まで観られるようなのでこの機会に豪華絢爛なミュージカルを楽しみましょう!




この作品には私の思い出に残るエピソードがあります。

私が幼稚園生か小学校低学年だったころ、はじめて見たミュージカルは劇団四季の《キャッツ》。
あの頃は劇場ではなく、札幌駅の近くに巨大なテント型の【キャッツ・シアター】での上演で、私は母と姉と一緒に観劇しました。

感想は、
『何これメチャメチャ怖い』
『帰りたい』
でした。苦笑。

小さかった私には暗闇で光る猫たちの目玉も、家で飼っている猫と違う猫っぽい何かも、ボロボロのグリザベラも本当に怖くて。
今日姉に確認したら、とにかく怖がって嫌がっていた、と太鼓判を押されました。
(今はすべての楽曲が大好きですよ。グリザベラの《Memory メモリー》はいつか歌ってみたいと思うほどです。)

確か実家には終演後に舞台上でキャストさんと撮ってもらった写真があるのですが(たぶん母が無理やり私を連れて行ったか、姉が撮りたいと言ったので道連れにされたか、のどちらか)、顔が強張った哀れな私が写っています。

そんなこんなの数年後、次に劇団四季が札幌で上演したのが《オペラ座の怪人》。
テレビ大好きっ子な私は、好きなアニメを見ていると必ず流される《オペラ座の〜》のCMが本当に怖くて(仮面をつけた男(当時の私には髑髏のように見えていた)や落ちてくるシャンデリア、あの有名な序曲も全部苦手)、母が観に行こうと言っても頑として拒否。3枚あったチケットはたしか父・母・姉が使ったような気がします。



もしあの時、怖くても劇場へ足を運んでいたら、今の自分は何か変わっていたのかな?と思うことがあります。
もしかしたら恐怖の念が強くなって声楽の道を志すことはなかったかも。
逆に、歌う喜び、人間の声の魅力に魅せられてミュージカル俳優としての道を探したかも。



兎にも角にも、今となっては良い笑い話です(^-^)

小さなお子様には、美しさや哀しさよりも、何かもっと衝撃的な思い出として残るかもしれません。
しかし遠くない将来、もう一度同じ作品を観る機会を得たなら、その子は必ず前回とは違った印象や感想を持ち、自分が成長しているのだということを感じることができます。
自宅で外出を自粛なさっているご家族でご覧になり、意見交換するのも良いかもしれませんね。

英語歌唱・英語字幕なので教材!
字幕が理解できなくても、俳優たちのパフォーマンスから『今どんなシーンなのか、このキャラクターはどんな気持ちなのか』を読み取るまたとない機会かもしれません!

是非、楽しんでくださいね♡
ではまた😘













【演奏会情報】★4月 時計台コンサート延期のお知らせ★→★★2021年春まで再延期となりました★★

追記:こちらのコンサートは2021年春まで再延期となりました。詳細はこちらをご覧ください
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皆さま、こんばんは!ソプラノ 倉本絵里です!
本日は演奏会の延期についてお知らせ申し上げます。

LCアルモーニカ主催
第18回 時計台コンサート
2020年4月17日(金) 19時開演
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
2020年7月4日(土) 19時開演



すでにチケットをご購入いただいたお客様は7月4日もお手持ちのチケットでご入場いただけます
払戻をご希望の方はアルモーニカ事務局(090-7050-9007)または出演者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

7月あたまの札幌はとても美しく爽やかな季節です。
多くのお客様に安心・安全にお会いできることを信じ、丁寧に演奏の準備をしたいと思います。
R. シュトラウス 〈ブレンターノの詩による6つの歌曲 Op. 68〉、全曲演奏いたします!!
お楽しみに😘

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ふわふわ!

『家にあったら嬉しいけど無くてもナントカなる物は極力買わない』という考えのもとに生活している私。

ですが。

外出を自粛していること、大好きなコーヒー屋さんも新型コロナウィルス感染拡大阻止のために臨時休業(勇気に拍手!)していることを鑑みてついに購入してしまいました、こちら!
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ミルクフォーマー╰(*´︶`*)╯♡

・自宅でコーヒー → ブラック
・外出先でコーヒー → ブラック以外
と飲み分け?をしていたのですが、どうにもこうにも『【ミルク濃厚泡のラテ】を飲みたい!』という衝動を抑えることができませんでした。

元気においしいミルクたっぷりコーヒーを飲める幸せを心から感謝して、お砂糖控えめで楽しみたいと思います。

ではまた😘



















生き抜く希望!

皆さま、こんばんは!ソプラノ 倉本絵里です!

はじめに、新型コロナウィルス感染症に罹患された方々とそのご家族に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く快方へ向かわれますようお祈り申し上げます。
また、感染の危険に直面しながらもその責務を全うしようと粉骨砕身で働いてくださっている全ての医療従事者の皆さま、それぞれのお仕事で私たちの生活と安全・安心を守ろうと動いてくださる方々、そして痛みを伴いながらも自らの行動を自粛することで『感染しない・させない』を実行しコロナ禍の終息に勇気をもって立ち向かう皆さますべてに、深謝申し上げます。




私も現在、自宅で静かに過ごす時間が多いので色々なことを考えます。
楽しいことや不安なこと。
家族や友人、会いたい人たちのこと。
音楽のこと。
もちろん、夕飯のメニューについてもいつも考えています。笑。(我が家の冷蔵庫は容量がとても少ないので『いかに食材を巧く使い切って買い物へ出るか』が外出回数を抑えるカギになります)



そんな中、今なお賛否両論あるとは存じますが、全公演を上演できたことが奇跡のような出来事だったオペラ《てかがみ》に想いを馳せる時間もあります。

先日、大変な状況のなか観劇してくださったお客様から丁寧なお手紙を頂戴しました。
私が演じた【武田カヨ】が物語の核であるのだということを上演が進むにつれて痛いほどに感じたということ、
終戦直前の日本という極限状態で、得体の知れないモノに怯え追い詰められた人々が互いを傷つけあっていたなか、人間性を失わなかった人々が未来を照らす希望の光となって命を繋いだのだということを感じました、と書いてありました。

あぁ、私は作品のメッセージを伝えることができたのだな、ひとりの歌手としての責任を果たすことができたのだな、と安堵しました。




コロナ禍にあってコンサートやオペラをライブで楽しむことは残念ながら難しいです。

しかし音楽や演劇やダンスなどの生身の人間が作り出す芸術には遠い遠い昔から繋げられてきたメッセージが今なお生きていて、私たちに語りかけてきます。
人間は音楽から、声から、呼吸から『生きている喜び』を感じるのです。
元気をもらったり、勇気をもらったりするのです。
立ち止まり考える時間をもらったりするのです。

再びライブでその尊い喜びを届けられるその日まで希望の光を絶やさず、助け合って生き抜きたい。
生きて欲しい。

そのために出来ることをしようと思います。
自分もこの禍を終息させる一翼を担ったのだと後に誇れるように、この時代にあったことを忘れずに伝えるために!

ではまた😘
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