さわっやっかぁなにちよう〜♫
ふりっそっそぉぐたいよう〜♫
皆さま、おはようございます🌞
秋晴れの東京の空を嬉しく見上げる、ソプラノ 倉本絵里です。
さて、今日は少し前に感じたことをお話しいたしましょう。
先月、とあるコンサートへふらっと足を運びました。第一ステージは地域の児童合唱団や学校の合唱部員らの発表で、その中の一曲に岩間芳樹 作詞・新実徳英 作曲の〈聞こえる〉がありました。
皆さまはこの〈聞こえる〉という曲をご存知でしょうか?
私は中学校で合唱部に所属していましたので、当時よく聞いたり歌ったりしていました。
ウィキペディア ↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/聞こえる
Youtube ↓
歌詞には、
混沌とした世界の中、事実を見つめ、しかし明日を憂うのではなく、いま自分に何ができるのかを教えてください
と書かれています。
もちろん、曲も歌詞も当時から心に刺さるものでした。
しかし先日は今まで以上にハッとさせられたのです。
その理由は。
中学生だった私は『教えてください』と請う立場でした。
しかし先日の私はもう、『教えてください』と求められる立場になっていたから。
歌詞の意味を理解するのも難しいくらい幼い子どもたちが、真っ直ぐな声と瞳で歌いかけてくる。問いかけてくる。
いまの私はこの子たちに何を教えられるのか、伝えられるのか、と例えようのない気持ちが込み上げてきて、目から水分が😅
只今絶賛稽古中のオペラ《てかがみ》で私が演じている武田亮子は〔教員〕という設定で、クラスの生徒たちに何を教えられるのか、伝えられるのか、そして自分にそれができるのか、を激しく葛藤しているキャラクターです。だからなおさら、心を揺さぶられたのかもしれません。
いま私たちが生きているこの世界は、この曲が生まれた時代よりも、老若男女を問わず様々な手段で情報を得ることができます。
星の数より多く存在するであろうそれらや、それに対する意見・感想を私たち自身が見極め、取捨選択し、自分の考えを持ち、時には人と衝突しながらも生きていかなければならないでしょう。
そういった点で私は、教えるのではなく、一緒に考え悩み、許し合い認め合いながら、若い世代の方々と共に歩んで生きたいと強く思います。
私だって、人生の先輩たちにまだまだ請うことがたくさんあるのです。
世代を国を、人種を超えて共に考えることが、いまの私には必要であり、私ができることなのだと思っています。
なんだかまたもや長くなってしまいましたね。反省。
次はもう少し簡潔な記事を書きたいと思います(^_^;)
ではまた😘