やっとプログラム後半の思い出をば!
(大変お待たせいたしました〜💦)



プログラム後半はイギリス人作曲家の作品をお送りいたしました🇬🇧

ブリテン編曲の〈夏の最後のバラ The last rose of summer〉でスタート。このアイルランド民謡は日本では『庭の千草』としてよく知られています(美空ひばりさんの歌唱は本当に素晴らしいですよね✨)。
多くの作曲家のアレンジが存在しますが私はこのブリテンの編曲が一番好きです。美しいまでに物哀しい!

次はイギリス歌曲の作曲家としては外せないクィルターを2曲。特に音楽は、優しい声が消えても Music, when soft voices dieは私が留学中に教えを受けたYvonne Kennyさんの素晴らしい歌唱を聞いて以来、ずっと歌ってみたかった曲。クィルターの音楽もさることながら、その詩の美しいこと!!

そして次はホルストへ…。
とその前に。
本番数日前にピアノ伴奏で主人の巨瀨励起から提案があり急遽、ここにもう一曲挿入することになりました。それがこちら💁‍♀️

Kosaku Yamada
〈Music, when soft voices die〉

そう、山田耕筰編曲のものがあったんです!
彼がベルリンに留学していたごく若い時代の作品ですが、こちらはクィルターとはまた違った力強さのある美しい作品でした。

では本編へ戻って。
組曲〈惑星〉で有名なホルストもまたイギリス音楽を語るのに外せないですね。神への祈りを歌った曲は静かな強さを持っています。

続いてピアノソロでエルガーをご紹介。
そしてプログラム最後のセクションはクラークブリッジを。
クラークは以前ブログで紹介したとおり、私がひと聴き惚れした女性の作曲家。今しかない!とばかりにプログラムにねじ込みました 笑
仄暗さの中にイギリスらしい灰色の空と美しい響きを感じます。

すべてのプログラムを歌い終え、有難くも鳴り止まぬ拍手を頂戴いたしましたので、アンコールに一曲!
F.P.トスティ〈星明り Starlight〉を歌いました。なぜトスティ?と思う方もいらっしゃるかと思います。トスティはイタリア語の歌曲を沢山残したことで有名なローマ生まれの作曲家です。
しかし彼は1880年頃からイギリスへ渡り、イギリス人女性と結婚。そしてSirの称号を授与された人物であり、英語の歌曲も多く書いています。
〈星明り〉の明るく朗々と歌い上げるそのメロディラインはまさしくイタリア特有のもの。
お客様にも沢山の『へぇ〜💡🔆』をいただけて締めにはピッタリの曲となりました💯



はぁ。思い入れが強すぎてプログラムを紹介するだけでこんなに時間がかかってしまいました😜
次回はいよいよコンサート後記と今後の出演情報をお届けしたいと思います!
ではまた😘

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☆後半はブラックと濃いピンクのドレスでシックにまとめてみました。終演後にメンバーでパチリ☆

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☆お客様からいただいた鮮やかな花たちはいまもわが家で私を喜ばせてくれています☆