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《Mary Poppins returns》の思い出の続きをつらつらと。


今作は前作(1964年版)でバンクス家の子どもたちジェーンマイケルが成長して大人になった、という時代設定。マイケルには3人の子ども、奥さんは病死して1年が経っています。
ジェーンマイケルを演じる俳優さんはそれぞれ前作とは別の方なのですが(当然ですね 笑)、前作の子役さんたちの面影を目や表情の中に感じ取ることができ、嬉しかったです(思い入れが強すぎてそう感じたのは私だけかも知れないけれど)。
キャスティングディレクターさん、いい仕事しています d(^_^ )

メリー・ポピンズには前作に続きロンドンの街並がたくさん出てきます。ロンドンは私が留学で約1年を過ごした街です。懐かしく、前作を見るときよりも近しく感じました。あぁ、また行きたい、大好きな街 ロンドン!!



キャストではメリー・ポピンズの従姉妹 修理屋(メリーの従姉妹ですから普通ではありません!)トプシーを演じたメリル・ストリープさんが好きです。トプシーのエキセントリックで愉快でチャーミングな感じ、ロシア語訛りの英語、そして何より歌の上手さにもう脱帽!
私は以前からメリル・ストリープさんとソプラノ歌手のディアナ・ダムラウさんとはお顔が似ているなぁ、と感じています。顔の骨格が似ているからメリルさんもお歌が上手なんでしょうか?

そして64年版から引き続き出演のディック・ヴァン・ダイクさんがスクリーンに現れた時は嬉しかった〜(^-^) 今作のメリー・ポピンズの相棒 ジャックを演じたリン=マニュエル・ミランダさんは素晴らしかったのですが、やはり私の中ではD. van ダイクさんがベスト オブ ベストです♫

主役のエミリー・ブラントさんの歌声は前作のジュリー・アンドリューさんに比べて非常にパワフルでした。様々な音色を楽曲に合わせて使い分け、深く存在感のある声がメリー・ポピンズの明るさと優しさと強い心を表現していたと思います。好印象♡

そう、楽曲といえば。
私の中で印象に残ったのは次の二曲。
〈The place where lost things to go〉〈Trip a little light fantastic〉です。日本語だと〈幸せのありか〉と〈小さな灯をともせ〉と訳されているみたいですね。
それぞれメリーとジャックが歌うのですが、歌詞が心に響いてきて、ハートだけではなく目頭も熱くなってしまいました。

〈The place where lost things to go〉では『いなくなってしまったものたちは永遠に消えてしまったのではなく、彼らがいるべき場所に隠れているだけ』とマイケルの3人の子どもに向けて歌われます。彼らのママ、愛する人がいなくなっても、目を閉じればあなたの心の中に、その笑顔や仕草の中にいつでもそのひとを見つけることができる。忘れなければ決して消えることはない。いつでもあなたを見守っているわ。という歌。
私にも忘れたくない愛する人たちがたくさんいます。これからも沢山のひとを、ものを、時間を愛して、それらのものたちに見守ってもらえる人間になりたいと思いました。

〈Trip a little light fantastic〉はロンドンのガス灯の点灯人リーリーの歌。私が気に入ったのは『人生が暗くなってきたら君自身が輝いて周りを明るくすれば良い』という歌詞。なんてポジティブな言葉!勇気をもらいました!!心に留めておきたいです。



こうして書いているとまたすぐにでも観たくなってきました(^-^) 今日も明日も寒いようですから皆さま、映画館でゆっくり過ごすのもいいのではないでしょうか?
ではまた😘