こんばんは!
唐突ですが、このデザイン、素敵だと思いませんか(*´ω`*)?(転載・転用防止の加工をしてあります。ご容赦ください。)

こちらは2015年《てかがみ》、つまり文化庁の学校巡回公演が始まった年に、演出助手としてご一緒させていただいた根岸幸さんが書き上げてくださったものです。

演出助手とは:演出家の右腕として演出仕事の補佐をしたり、演出の全てを書き留め再演のための資料を残したりする役割を果たすスタッフ。
またキャストと演出家・スタッフの架け橋となって稽古や本番がスムーズに進むよう働きかける、オペラの現場にはなくてはならない存在。(倉本考)

このデザインの中には様々な素材が描かれているのがお分かりになるでしょうか?
手鏡
海と空
港にあるボラード(見つけると片足を乗せて写真を撮りたくなる、あれ)
飛行機
・カモメ
・少年と男性
・ボール

全て《てかがみ》に関係するものなんですが。この雲、ちょっと不思議な形をしていると思いませんか?
まるで誰かの手のように、全てのものを強く、そして優しく包み込んでいるような…。



そう、これは《てかがみ》の真の主人公である(と私は考えている)武田カヨさんの手であり、心なのでしょう。

カヨさんは、太平洋戦争の終わりが近づく頃の新潟県で、夫を機雷の爆発で亡くし、さらには空襲によってひとり息子・勇一を遺して死ななければならなかった28歳の女性として描かれています。
私が演じる武田亮子はこのカヨさんの孫で、彼女と同じ28歳、英語教師です。

オペラのストーリーはミラマーレ・オペラのHPをご覧ください ↓ 


カヨおばあちゃんが未来に生きる人に託した、穏やかな海のように深い愛を、強く気高い心を、この絵のようにしっかりと受け止めて、多くの人へ届けます!!

稽古にはこちらを着て参加しています。
私のお気に入りのTシャツです😊

ではまた😘