皆さま、雪の北海道からこんにちは!
ソプラノ 倉本絵里です!

今週は《フィガロの結婚》のお稽古はありませんでしたが北海道に来ておりました。
なぜかというと。
こちらのコンサートのカヴァーキャストとして急遽駆けつけていたからです!
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カヴァーキャストとは。
本番で歌う予定の歌手が不測の事態によりステージに立つことができなくなった場合やスケジュールの関係でどうしてもお稽古に参加できない時、彼らの代わりに歌も演技も不足なくその穴を埋められるように、常に稽古場や劇場に待機している歌い手を指します。

文字に起こせばこれだけのことですが、実際はとても大変な仕事です。
全ての稽古に参加し、でも稽古中にはひと声も出さない。しかし呼ばれたら自分がカヴァーする方の動きを、そのほかのメインキャストたちのために、そして本番で本当に舞台に乗るかもしれない自分のために、完璧に演じ切らなければならないのです。
いつコールがかかるかわからない緊張感をいつもお腹に抱えながらその時をじっと待つのです。



そんな彼らカヴァーキャストのスペシャルコンサートが昨夜2022年12月23日金曜日に開催され、多くのお客様にご来場賜り盛況のうちに幕を閉じました。

カヴァーキャストの皆さまは万全の体調管理と感染症対策のもと、本番まで全員で走り抜きました。
カヴァーキャストのカヴァー歌手、という今回の、日本では珍しいと思われる、特殊なお役目もしっかり果たせて(つまり出番はなくて)私も安心しました。

北海道は10月くらいから新型コロナウィルス感染症が猛威をふるい、感染者数が常に多数出ている状況。そんな中、異例ともいえる【カヴァーキャストのカヴァー歌手を配置し、コンサートを絶対に遂行する】という大きな決断を下したhitaruオペラプロジェクト事務局に畏敬の念を抱かずにはいられません。
このように、多くの強い決意を示してくださることが私たち舞台に乗るメンバーを勇気づけ、そして安心して背中を任せられるのです。


今回自分がはじめてカヴァー歌手となってみて、その緊張感・責任の重さをビシビシと感じました。出演していないのに、クタクタです 苦笑。


素晴らしい劇場、
前日夜からの酷い大雪の中(でも開演前にはピタッと止んだのです!お天気の神様もカヴァーキャストを祝福していた!!)駆けつけ笑顔で拍手を送ってくださいましたお客様、
1,000円とは思えぬクオリティの舞台・照明・衣装、
そして本番の直前までもっと良いものをと挑み続ける勇気を示してくれた歌手たち。
その全てが、2023年2月26 / 28日の本公演の【北国のフィガロ】の船出に相応しい、生命力と希望にあふれるものでした。
あなたたちがいてくれるから私も頑張れます。
ありがとう、カヴァーキャストの仲間たち!!



今回の経験を胸に、私は2月28日まで走り続けます。皆さま、次回はぜひ、スザンナ 倉本絵里を観に来てください。
劇場でお待ち申し上げております!!
ではまた😘


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☆おまけ☆
今回はヘアメイクさんがいないコンサートでした。私は(ブログ読者の皆さんはとうにお気づきかと思いますが)不器用でヘアセットやお化粧など、恥ずかしながら得意ではないんです。
ですから、本番直前まで、いえ、本番が始まってからも何があるかわからないカヴァーキャストとしてのお仕事を全うするために劇場入り前にヘアセットとポイントメイクを美容室にお願いしました。必要経費です!!笑
なので、ちょっと濃いメイクの私がこちら↓
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☆同じくカヴァーキャストだった(しかもフィガロ・バルトロ・アントーニオの!)三輪主恭さんも、準備万端でスタンバイしていらっしゃいましたよ。
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楽屋エリアにいたサンタさん。
Merry Christmas ✨✨✨

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☆今年一年、稽古の送り迎えなどとってもお世話になっている両親へのクリスマスプレゼント。
実家にも白黒猫がちょうど二匹いるので!
札幌時計台の目の前にお店がありますので、猫好きの方は寄ってみてはいかがでしょうか♡?
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