コンサート

【演奏会情報】第一回 星の会演奏会

皆さま、おはようございます!ソプラノ 倉本絵里です!
本日は、私は出演しない演奏会ですが、是非多くの方に応援いただきたいコンサートをご紹介いたします!!

IMG_9380
清水まり門下生による
第一回 星の会 演奏会

日時:
2025年11月3日(月・祝)
13:15開場
13:30開演 ※開演時間にご注意ください※

会場:
KMアートホール(京王線幡ヶ谷駅南口より徒歩5分)

料金:
2,000円(自由席)

お問合せ:
090-4132-1218(担当:倉沢)

出演:
草場貴子/児玉祥子/弓田知子/渡辺紀子(すべてソプラノ)
星和代(ピアノ)

演奏予定曲目:
G. ロッシーニ〈約束〉
A. アリャビエフ〈夜鳴き鶯〉

中田喜直
〈六つの子供のうた〉全曲
G. ドニゼッティ
〈この心の光〉 歌劇《シャモニーのリンダ》より
〈私の生まれたあのお城〉 歌劇《アンナ・ボレーナ》より
W. A. モーツァルト
〈手紙の二重唱〉  歌劇《フィガロの結婚》より

など






私が師事する清水まり先生門下の音楽、そして人生の先輩たちが企画し目出度く第一回の門出を迎える声楽コンサートです。

同じ師の教えのもと、切磋琢磨しながら歌い続ける私の戦友たちの『いま』の声を、歌を、是非聴いてみてください。

出演者の多くはプロフェッショナルの歌い手ではありません。
プロであろうとなかろうと、生きていくなかで歌を【続けること】はとても難しいことです。
家族のこと、仕事のこと、健康のこと、お金のこと…。
そこから大きな木の枝葉のように連なり続ける終わりのない様々な事柄にしっかりと向き合いながら自分の目指す歌をつかみたいともがき続けることは本当にほんとうに大変なことです。

しかし。
歌うこと・生きることに誠実に向き合い、生かされている有難さを心から理解しているこのメンバーの『いま』、そしてチャレンジする勇気は間違いなく輝くもの。

残念ながら私はその日、石川県七尾市での演奏のために会場に駆けつけることが叶いません。
東京にいらっしゃる皆さま、
その日たまたま幡ヶ谷あたりに行くよ〜!という皆さま、
ぜひ彼女たちの『いま』を、歩んできた人生からあたたかく力強く溢れ出る歌声を応援してください!!
空気を震わせる音と声の中に『いまのあなた』に届くものがきっとあるはず。

よろしくお願い申し上げます!
ソプラノ 倉本絵里
















雨やどりをしながら!

皆さま、こんにちは!ソプラノ 倉本絵里です!

いま、タイトルのとおり、雨やどり中です。
お買い物が思ったより長引いてしまったらゲリラ豪雨に遭遇(日本語が不確かです。お恥ずかしい。)してしまいました。
あいにく今日は傘を持って家を出なかったので急遽雨やどりと相成りました。
FullSizeRender

早すぎる雲の流れや激しい風雨の様子を眺めていると安全な建物の中にいる、すぐに止むと分かっていても恐怖を感じますね。
太陽が出ている明るい時間のはずなのに暗い、というだけで不安になってしまうんだな、と改めて感じました。
もっともっと酷い自然災害に直面した方々が感じた恐ろしさを想像するだけで心臓がバクバクざわざわしました。

この突然できた思考を巡らせる時間に感謝しつつダダダっと思い浮かんだことを書いていこうと思います。


☆本日は9月11日。
2001年にはアメリカのニューヨーク・アーリントン・シャンクスヴィルで同時多発テロが発生しました。
当時テレビで繰り返し流れた映像はまるで映画の1シーンのようで、現実に起きていることだなんて全く信じられなかったのを覚えています。
テロの犠牲になった方、その後のPTSDにずっと苦しんでいる方の心に少しでも平安の時が多くありますよう心からお祈り申し上げます。

☆2013年の9月11日には夫でピアニストの巨瀬励起と初めてのジョイント・リサイタルをしました。(主催:ミューザシード)

☆もう約一週間前になってしまいますが、9月6日に東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の第381回定期演奏会に行ってきました。
IMG_8135
FullSizeRender
FullSizeRender
プログラムはG. ヴェルディ作曲 歌劇《ドン・カルロ》。演奏会形式ではありましたが正に【声で演じる】のとおり、動きや衣装、舞台装置やライティングがなくとも、十分に楽譜に書いてあるドラマを感じさせてもらいました。

ヴェルディ作品にはあまりご縁がない私ですがこの《ドン・カルロ》は私が新国立劇場オペラ研修所の1年次、夏の試演会で第一幕・第二場(サン・ジュスト修道院の回廊の場面)を取り上げ、合唱メンバーとして参加していたので当時を思い出し懐かしく拝聴しました。

メゾ・ソプラノ役のエボリ公女やスペイン王・フィリッポ2世の心の動きは生々しく、(良くも悪くも)人間味があふれているので感情移入してしまいますね。

オーケストラの定期演奏会ですので、いつもはオーケストラ・ピットで演奏しているオケがステージいっぱいに広がって、ヴェルディの書いた音楽それ自体も興味深く耳を傾けることができました。
IMG_8139
☆終演後のオペラシティ。秋の夕暮れが窓に映ってきれいでした。
IMG_8143
☆9月に入ったので(?)秋色ワンピースを解禁。お気に入りですが、なんとなく出番が少ないワンピです。


あぁ、やっと雨が止みました。
では残りの買い物を済ませるとしますか!
では、また😘

























歌曲を楽しむ!

皆さま、こんばんは!ソプラノ 倉本絵里です!
お盆をゆっくりと過ごされた方も、忙しくお過ごしになられた方もいらっしゃることと存じます。
私はオペラの稽古などに参加して普段どおりに過ごしていました。

まだまだ暑い毎日ですがお盆が終わると思った途端、トンボが飛ぶのが目に入ったり、雲の感じが秋めいてきたのを見たり。
少しずつですが季節は進んでいるのですね。

さて。
本日は楽しみにしていたインプットDAY!
朝からいそいそと出かけました。
IMG_8043
【歌曲をめぐる夏の午後
〜ロシア歌曲研究講座研究発表と永井クラス門下生による日本歌曲コンサート〜】
IMG_8039


『ロシア語の作品を知りたい熱』が続いている私にとってコンサートで演奏を聴けるのはもちろん、永井和子先生ご指導のリハーサルまで見学させてもらえるなんて、願ったり叶ったり。
事前に把握し得る限りの演奏曲の楽譜を前日に準備し大荷物で出かけました。

素敵な歌曲、歌手たちの作品と自身への勇気を持ったアプローチ、そして永井先生の音楽と言葉への真理が見えるご指導に触れ、あっという間の一日でした。
リムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーの歌曲にも絶対に挑戦してみようと思いました!

では、また😘















アツイ夏の始まり!

皆さま、こんにちは!
大暑を迎えた東京は気温がぐんぐんがんがん上がる・突然の大雨&長時間にわたる落雷など、ちょっと心配になる日々が続いています。
皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか?

不安なことも沢山ありますが、私は夏を楽しむ心持ちも大切にしていたいと思っています。
パリ五輪も今週末から始まりますし、私のアツイ夏は始まっているのです!

というわけで夏の始めの思い出をシェアいたします。




先週末は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の第77回ティアラこうとう定期演奏会で熱い演奏を堪能してきました。
IMG_4882
ニールセン〈アラジン組曲 作品34〉は初めて聴きました。私は二曲目「アラジンの夢と朝霧の踊り」と7曲目「黒人の踊り」の音楽が好きだなぁと感じました。

IMG_4885

オルフの世俗カンタータ〈カルミナ・ブラーナ〉は舞台いっぱいにオケ・ソリスト・コーラスが居並び、その姿も演奏も圧巻でした。
〈カルミナ・ブラーナ〉は、日本においては、第1曲および最終曲の第25曲【おお、フォルトゥナよ】がとても有名だと思います。
音圧が凄くて格好いいんですよね!血が熱く沸き立つような感覚になります。
バリトンソロの萩原潤さんの歌唱・声の煌めきには目玉が飛び出そうになりました。素晴らしかったです!

合唱を担う東京シティ・フィル・コーアは暗譜で演奏、言葉捌きが素晴らしかったです。
特にアルトパートの声の柔らかさと深さには感心させられました。あのような音色を出せるのは本当に素敵なことだと思います。
また聴いてみたいと感じました!


心が熱くなる演奏に触れて大満足の一日でした。
ではまた😘


















この日はアラジン組曲に合わせてアラビアン風なコーディネートで出かけました。ベストのように見えるものはお気に入りのストールです!
演奏会やオペラの内容に合わせてお洋服を選ぶのも楽しいですね。
今後も機会があればやってみようと思います!
IMG_4890


























観劇の楽しさ!

皆さま、たいへんたいへんご無沙汰いたしております!元気でやっております、ソプラノ 倉本絵里です!
花や雲や空、空気の匂いに季節が移っていくのを感じながらコツコツと生きております。



さて。
最近はロシアの音楽作品に魅力を感じ(duolingoでのロシア語学習も地道に楽しく続けています!)、自分で歌ってみたりオーケストラ作品を聞き流したりしています。
新しい出会いを感じることができてささやかな幸せに感謝する日々です。

そんな中、昨夜はこちらを観劇してまいりました。
IMG_4516
IMG_4517
東京バレエ団
創立60周年記念シリーズ6
「ロミオとジュリエット」(J.クランコ振付版)

バレエを観劇するのは一体何年ぶり?というくらい久しぶりでワクワクドキドキしながら上野・東京文化会館に向かいました。

IMG_4509
☆ホワイエの装花☆
お花の上に飾られたスクリーン?のバルコニーシーンを表現しているようです。(キャピュレット家(ジュリエット)はブルー、モンタギュー家はレッドとテーマカラーが決まっていました)
鮮やかな紫陽花はもちろん、近くで見るとフレームのような枝がシルバーブルーに着色されていたりして美しかったです。

IMG_4511

☆ポワント基金☆

ホワイエでは物販に加えてこちらの【ポワント基金】に釘付けに。

基金の詳細は上記リンクをご覧ください。
IMG_4512☆5月24日 ジュリエット役 沖香菜子さんのポワントとメッセージ☆

IMG_4513
☆他ダンサーたちのポワントもたくさん☆

最近YouTubeでバレエ団のチャンネルを観る機会があり、芸事を極め続けることの資金面での難しさ・厳しさ、プロとして成長し続けることと生業として続けることのアンバランスさを改めて痛感しています。
この取り組みを是非多くの皆さまに知っていただきたいです!

IMG_4514
☆多言語のキャスト表とアンケート用紙☆
これも素敵な心配りですね。
他の団体や劇場でもやっていることなのでしょうか?
こういうところも気にしながら他団体の公演も見てみようと思いました。
IMG_4518
☆来場者へ無料プレゼントされていたハンドクリーム☆
ずぼら代表のような私は手のケアにはとんと疎いのですが、バレエダンサーの皆さまは指先まで美しく保つケアをしていらっしゃるのでしょうか??





このように公演が始まるまでたっぷり会場の雰囲気を楽しみました。笑

公演が始まると、なんといってもプロコフィエフの音楽の素晴らしさに改めて感銘を受けました。
「ロミオとジュリエット」といえばオペラ作品のベッリーニやグノーの音楽に触れることが圧倒的に多くて、そのどれとも違う音の豊かさ深さに心奪われました。

また、今回の振付であるジョン・クランコ版は初めて観劇しました。
他の振付家による公演をたくさん観たことがあるわけではないので比較はできませんが、非常に芝居性が高く感じました。
踊りの技術の高さはもちろんですが、音楽と芝居(演技)への理解が非常に重要なのではないかと推測します。

第一幕 バルコニーシーン(『おぉロミオ、あなたはどうしてロミオなの?』が有名なあのシーン)が美しく甘やかで素敵だったのですが、それ以上に第三幕 ベッドシーン(第二幕で殺人をジュリエットの兄を殺したロミオはヴェローナを追放されることになり、土地を離れる日にジュリエットの寝室で目覚めたふたりのパ・ド・ドゥ)の音楽と振り付けがとても気に入りました。


全幕を通して衣装・照明も美しく豪華絢爛、惹きつけられてあっという間の観劇となりました!
やはりライブでの芸術鑑賞はいいですね。表現者・オーケストラ・観客それぞれの呼吸が会場の空気を生み出して揺さぶる。この独特の喜びを感じ続けたいです!!














☆オマケ☆
私は大学院の修了オペラで《カプレーティ家とモンテッキ家》(抜粋)のジュリエッタを歌い、演出家から多くを学びました。
その中で服毒の際の小道具の扱いについて厳しく注意されたことをよく覚えています。
昨夜の公演の振り付けでジュリエットが服毒への恐怖や迷いを表現する際に薬瓶(小道具なのでプラスチック製あるいはビンにテープなどで養生しているはず)をバーーン!と床へ投げつけるのを見て『あ、瓶割れたな…どうやって毒を飲むんだろ…もう床をなめるしか…』と瞬時に考えてしまったのは悲しい職業病ですね。苦笑
IMG_4521